王様激怒
毎週月曜朝に行われる王国会議の席上にて、国王陛下が日ごろ溜まっていた鬱憤を吐き出しました。
国王陛下が申されました事によると、先日訪れたジャングル大帝国と我が王国を比較。
日ごろ王宮内が雑然としている事に不快の念を示し、臣民らに整理整頓清潔を心がけるようにとの命を発したものです。
しかしそれは、その直前に執事さまが自分のものは自分で片付ける事を、主に王様に向けた言葉を投げかけた直後の出来事で、臣民一同唖然と国王陛下のお話を聞いておりました。
なおも国王陛下の怒りは納まらず、暖房大臣や大蔵大臣にも火の粉は降り注ぎ、国王陛下は暖房大臣と未だにない王国旗を作る約束をしていたもののそれが守られない事の責任を追求。
大蔵大臣には王宮の床整備が未だに行われない事を追求しました。
国王陛下は、3週間ほど前に床にマーキングをしていたが、未だにそれが取られていないのは清掃を怠っている証拠であると、まるで埃の被ったタンスを指でなぞる姑のような事を申されておりました。
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